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Minerva2050 午後の愉しみ 記憶の記録   

 

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ヴァレリー・アファナシェフ -奇跡のピアニスト(その4) 

春の日、早朝5時に目覚めた。

まわりの人に迷惑にならないようヘッドフォンで、アファナシェフのシューベルト「ピアノソナタ第21番」を聴く。

ゆっくり、しらじらと夜が明けていく時間の流れと、アファナシェフのゆるゆるのテンポがうまくシンクロするのだ。


「わたしは亡命者だ。

わたしはつねに亡命者であり続けるのだ。

はじめはソビエトからの政治亡命者だった。

ここパリでは『美学の亡命者』であり『こころの亡命者』なのだ。」
                 NHK「漂白のピアニスト」より


自由を求めて西側に亡命はしてみたものの商業主義に毒された芸術への失望。

そして吉田兼好「徒然草」の世界へ。


アファナシェフ


「シューベルト晩年の作品には死のにおいが立ちこめている。

その音楽は生と死の間をさまよい、美しさと恐怖を併せ持つ。

『絶対的真実の間近にいる』という切迫した予感は、

音楽史上最も不気味な低音部のトリルによって宙吊りにされている。」
          シューベルト「ピアノソナタ第21番」について       
                             




1947年生まれ、今年には68歳になるはず、お互いもう死は近いのだ、アファナシェフさん。



Category: 音楽

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