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Minerva2050 午後の愉しみ 記憶の記録   

 

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タルコフスキーの映画 

タルコフスキー



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アンドレイ・タルコフスキーの映画、ローラーとバイオリンからサクリファイスまで8作品すべて傑作ですが好みが分かれる映画です。(「鏡」をみていませんので7作品の評価)

ただ、なかなか映画のなかに入り込めないんです。

そこでタルコフスキー作品を観るコツ(そんなにしないと見えないの?)

1.能の観劇と思えばいいです。

能では、はじめ橋掛かりからゆっくりシテさんが現れますが、これがこれからはじまる劇時間のテンポを示しています。タルコフスキーの映画もはじめに映画全体のテンポを示すなんでもないシーンから始まり、ラストもシテさんが橋掛かりに去るように静かに終わります。(どうぞ退屈されないように、そういうテンポなんです)

劇そのものも能のように最小限の象徴的な表現で劇的な意味を表しています。
真剣に目をこらし、耳をそばだてなければ、見えないし聞こえない。

それはかすかな画面のゆらめきであったり、かすかな効果音であったり、タルコフスキーがいざなうのです。


2.ルネ・マグリットのだまし画を観るように

           imagesマグリット

ルネ・マグリットの画のおもしろさはだまし画のような不思議なざわめきを感じさせるところでしょうが、タルコフスキーの映画もそういうざわめきを感じます。もちろん監督の周到な計算づくで。

多くの作品で「空中浮遊」のシーンが出てきます、これなに?と驚かれませんように。


3.不条理劇です

物語はぶつぶつ切れ、劇中の会話は成り立たない。右手に去った人が左手から、一階にいるはずの人が二階にいる。観客の物語の常識を意識的に壊してしまいます。

以上のこころの準備で観ますと、これがおもしろい映画なのです、ハマリます。

Category: 映画

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